7月20日 アバチャ登山 (8:00−20:00) |
アバチャ山は標高2741m、山小屋は
900mのところにあり、標高差1800mを
登り6時間、下り4時間の行程となる。
標高1800mを過ぎると草1本ない
砂礫地となり、一歩登っては半歩下がる
というザレ場で、山頂直下ではさらに傾斜が
きつくなり固定ロープにすがって登った。
ガイドのセルゲイが先頭を行き
ミーシャがしんがり、1時間歩いては10分
休むというゆっくりスペースで最初の2時間は、
あまりのスローペースに眠たくなるほどだった
が、最後の急登への備えにはよかったのかも。
アイゼンもスパッツも使用しなかったが
ストックは1本より2本が楽だった。
通訳のオリガは10回目の登山だという。 |
左
最初の休息
1時間に1回
10分の休息です。
右
登るに連れ
眼下に残雪の
山々が広がる。 |
左
2000mのピーク
ここまで4時間
昼食を摂った。
このあと雪渓と
アバチャの急登が
まっていた。
右
火山監視装置?
アバチャ山は1991年に
爆発し、今も監視下に
あるのだろう? |
尾根に出ると景観は一変、
眼下には残雪の山々が広がる。
中央に円型に見えるのがテーブルマウンテン
これらに行くにはヘリコプターしか
ないらしい。
このツアーの最初、現地の人から注意書きを
もらったがそれには日本語で
「迷ったら、空に向けて銃を発砲しなさい。
焚き火をして黒い煙を出しなさい。
必ず助けに来ます。」とあった。
銃はないので発炎筒の準備くらいは
必要かも、ヒグマがいるから銃があったに
こしたことはないかも |
左
休息中
ザレ場で登り難いが
コリャークの姿が
端正で素晴らしい。
右
登ってきたザレ場
傾斜角は30度は
あったでしょう。 |
|
15時45分、ベースキャンプの山小屋を8時に出発して8時間弱、急坂で2回の休息の後、アバチャの山頂に着く。
展望は素晴らしく、コりャークがさらに高くそびえる。氷河もあるというがヘリでしかいけない。 |
アバチャ山は
活火山
山頂のあちこちから
煙が上がっている。
硫黄の道を歩き
轟音を上げる火口を
覗きに行く。
深さ150mあると
いうことだが噴煙で
なにも見えない。
硫黄臭が強くせき
こむほど
日本なら立入禁止
だろう。 |
1時間の休息
火口見物の後
下山開始。
登った道は
ジグザグだったが
下りは砂走り、
さらに、雪渓を
グリセードで下る
九州の我々には
それこそ楽しい
経験でした。 |
風もない好天に恵まれ、大満足の登山でした、聳えるコリャーク広がる残雪の台地が印象的だった。
風が強く寒かったり、霧でみえない事も多いというが、この日は特に幸運でした。 |
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