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            ≪2005年7月20日 アバチャ山 2741mに登る≫
 7月20日 アバチャ登山 (8:00−20:00)


 アバチャ山は標高2741m、山小屋は
900mのところにあり、標高差1800mを
登り6時間、下り4時間の行程となる。
 標高1800mを過ぎると草1本ない
砂礫地となり、一歩登っては半歩下がる
というザレ場で、山頂直下ではさらに傾斜が
きつくなり固定ロープにすがって登った。

 ガイドのセルゲイが先頭を行き
ミーシャがしんがり、1時間歩いては10分
休むというゆっくりスペースで最初の2時間は、
あまりのスローペースに眠たくなるほどだった
が、最後の急登への備えにはよかったのかも。
 アイゼンもスパッツも使用しなかったが
ストックは1本より2本が楽だった。
 通訳のオリガは10回目の登山だという。


  最初の休息
 1時間に1回
 10分の休息です。

 右
  登るに連れ
  眼下に残雪の
  山々が広がる。


 左
  2000mのピーク
 ここまで4時間
 昼食を摂った。
 このあと雪渓と
 アバチャの急登が
 まっていた。

  右
   火山監視装置?
 アバチャ山は1991年に
 爆発し、今も監視下に
 あるのだろう?


  尾根に出ると景観は一変、
 眼下には残雪の山々が広がる。
 中央に円型に見えるのがテーブルマウンテン
  これらに行くにはヘリコプターしか
 ないらしい。
 このツアーの最初、現地の人から注意書きを
 もらったがそれには日本語で
 「迷ったら、空に向けて銃を発砲しなさい。
 焚き火をして黒い煙を出しなさい。
 必ず助けに来ます。」とあった。
  銃はないので発炎筒の準備くらいは
 必要かも、ヒグマがいるから銃があったに
 こしたことはないかも

 左
  休息中
 ザレ場で登り難いが
 コリャークの姿が
 端正で素晴らしい。


 右
  登ってきたザレ場
 傾斜角は30度は
 あったでしょう。
 15時45分、ベースキャンプの山小屋を8時に出発して8時間弱、急坂で2回の休息の後、アバチャの山頂に着く。
 展望は素晴らしく、コりャークがさらに高くそびえる。氷河もあるというがヘリでしかいけない。

 アバチャ山は
      活火山
 山頂のあちこちから
 煙が上がっている。
  硫黄の道を歩き
 轟音を上げる火口を
 覗きに行く。
 深さ150mあると
 いうことだが噴煙で
 なにも見えない。
 硫黄臭が強くせき
 こむほど
 日本なら立入禁止
 だろう。


 1時間の休息
火口見物の後
下山開始。
 登った道は
ジグザグだったが
下りは砂走り、
さらに、雪渓を
グリセードで下る
九州の我々には
それこそ楽しい
経験でした。 
 風もない好天に恵まれ、大満足の登山でした、聳えるコリャーク広がる残雪の台地が印象的だった。
 風が強く寒かったり、霧でみえない事も多いというが、この日は特に幸運でした。
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