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五木の山  岩宇土山 1347m ≪2006年2月18日 2004年2月14日 2002年3月2日 2001年3月10日≫
 岩宇土山 2006年2月18日
   五木の山には福寿草が見られます。仰烏帽子が人気で団体登山で混雑,駐車にも苦労します。そんな喧騒を
  さけて岩宇土山にでかけました。2002年、群落地に迷い込んだので今回も迷いこもうと、山頂から下ったの
  ですが。登山道の崩壊が激しく本当に迷ってしまいました。時間が遅かったら暗くなって遭難でした。
  五木の山と書きましたが正確には五家荘、八代市泉地区の山です。

左 民宿久連子荘の上から
  尾根に取り付きましたが、
  道が笹に隠れていました。
  熊本から先客がいました。


 右 尾根で見つけた石像
   仏なのか神なのか
   よく、わかりません
   ここまで1時間、
   結構な急登ですが
   樹間からが積岩山方面が
   望めます。

 左 
  登山道ワキで見た
  赤い実をつけた
  おもと。

 右
   石像から10分
  ザレ場の斜面を
  登ると福寿草が
  現われる。
  殆どがまだ蕾だった


 途中にある洞窟
 数十人は入れます
 久連子鍾乳洞と
 いうらしいが
 鍾乳石はない。

 右 普賢岳
  曇り空ながら
 展望がよく70km
 離れた普賢岳が
 望めた。
 

左 
 石灰岩の露出帯を
 登る。昨年の
 台風でかなり
 荒れている。


 右
 石楠越方面を望む
 林道が延びつつあり
 将来は白蔵峠まで
 つながると言うが
 あちこち崩れて
 補修も大変

左 鹿よけのネットの
  脇を歩く。
 ネットの設置にも
 かかわらず植林
 された杉の多くが
 枯れていた。

 右
  植林と自然林の
  尾根をいくと
  岩宇土山山頂に着く
  標識があるだけで
  展望はない。
  登山口から2時間
  尾根まで植林が
  来ている
  

左 上福根山方面
  樅木からの
  林道が来ているが
  荒れて通れない

 右 鞍部の標識
  尾根を直進すれば
  上福根山、左に下ると
  登山口に戻るが
  水害で崩壊が激しい

 2002年の記憶を頼りに
 鞍部から杉林を左へ
 尾根に出て、谷に下る
 昨年の台風のせいか
 崩壊が激しい。
 群落地は広場の台地と
 なっており日あたりも
 良く鮮やかに咲いて
 いた。
 

左 台地広場に咲く
 福寿草

右 台地広場から見た
  岩峰。この裏が
 鍾乳洞になる。
 この峰から眼下の
 地形をしっかり
 刻みこんだ。
 さて下ろうとすると
 道がない。かっての
 道は崩壊していた。
 踏みあともわからず
 心細くなるが、
 杉林にいり何とか
 道にたどり着く。
 

左 
 登山道ワキの
 蜜蜂の巣箱。

 右
  土石流で、
  砂防ダム工事の
  道路も崩壊。
  登山道への
  入り口が分からなく
  なっている。

左 
 2年前出来た
 ばかりの砂防ダムも
 すっかり埋まって
 いた。

 右 民宿久連子荘
  帰りは、頭地に
 戻り、五木温泉で
 汗をながした。
 露天風呂は休み
 だった。

左 上部崩壊地
 福寿草群落も
 押し流され、登山道も
 崩れていて、危険かつ
 わかりにくい。
  
 右 このルートを控え
  ようにとの立て札
 2月23日の遭難騒ぎの
 あとに設置された。
 道がわからず山中で
 一夜を過ごしたらしい
 
 尾根でみた苔むした大木      伸びきった福寿草         オコバ谷と、上福根山、岩宇土山
 平岩の久連子荘のすぐ上に登山口があるが雪で
 倒れた笹に覆われわかりにくいところがある。
  山の神を見て右へザレ場を行くが滑らないよう
 注意が必要、石灰岩があらわれると福寿草が見ら
 れるようになる。杉林を登りザレ場を左に登ると
 鍾乳洞へ至る。このザレ場からは展望が良い。
  鍾乳洞の脇を登るとすぐ尾根に出るが左の岩峰に
 立つと展望が良い。戻って、露岩帯を登り鹿よけの
 ネットに沿って、尾根にでると岩宇土山はすぐ。
 さらに直進し下ると鞍部に達しオコバ谷からの道と
 出会う。
  オコバ谷の台地広場からの下りの道は土石流の
 ため、崩壊、左へまわって植林の中に進む。
  蜜蜂の巣箱のある、ザレ場は相変わらずだが
 砂防ダム用の林道もあちこちで崩壊、入り口は
 わからなくなっているし、河原を歩かねばならない
 ところもある。
  標識もなく道も荒れているので経験者の同行が
 必要です。遭難騒ぎも起きています、くれぐれも
 御注意を
 

      
仰烏帽子山 や 他の山にも
  
 2004年2月14日
 参考 久留米(6:40)=広川IC=松橋IC=大通トンネル=五木頭地=久連子平岩(9:30)−オコバ谷−作業道−登山道
   −台地広場(10:50)−群落地への道が分からなく尾根・杉林を彷徨−(12:20)台地広場(13:00)谷−登山口(14:40)
   =二本杉峠・積雪で通行止め=泉村=自宅(17:45)

 左 北斜面には
   積雪あり、
   ちと不安!
  岩宇土・上福根の
  登山口、久連子
  平岩にて
  
 オコバ谷入口から
 新しく出来た道路を
 歩いたら砂防ダムの
 作業道で登山道は
 はるか上、右の様な
 ガレ場を直登する
 破目に。
 しかし、まずここで
 最初の福寿草を見る

 左 
  谷を渡る頃には
 積雪も多くなる。

 台地広場に出て
 前回、迷い込んで
 見つけた、福寿草
 群落地を目指す。
 右写真中央の尾根を
 上の杉林までは
 いったが、
 ついに見つからず。
 広場に戻り昼食。

 本当に幻の群落地に
 なったしまった。



 来るときはまだ
 開いてなかった
 福寿草が開いて
 いた。
 台地広場の下で
 
 帰りは二本杉経由でと、二本杉まで来て見ると積雪で二本杉から砥用町の早楠まで通行止め!
 泉村経由で帰りました。とっても疲れた山行でした。
 2002年3月2日 岩宇土山 1347m 上福根山 1645.3m
  
  昨年、雪のためリタイアした岩宇土山に再挑戦、上福根山まで足をのばしました。
      参考 久留米(5:40)=広川IC=松橋IC=(7:30)大通峠=(8:00)五木頭地=久連子平岩(8:30)−(9:30)福寿草
         −(9:45)鍾乳洞−(10:10)岩宇土山−(10:45)林道−(11:15)上福根山(11:30)−(11:50)林道−
         (12:10)尾根分岐−道に迷う−福寿草群落地(12:45)−(12:50)登山道−(13:05)谷−登山口(13:45)
         =(14:15)頭地(14:45)=大通トンネル=(16:05)松橋IC=広川IC=自宅(17:30)

 久連子荘の上から
 尾根にとりつく。
 急登1時間で
 山の神にいたり
 さらに10分で
 カルスト地形となり
 福寿草があらわれる


 蕾もあったが
 すっかり伸びきって
 ていた。

   


左 途中で見た
  鍾乳洞。
  久連子鍾乳洞


 尾根筋には結構
 自然林があり
 ブナの大木も
 見られた。

  展望のない岩宇土山をあとに尾根をしばらく行き、一旦植林地を下る。
  オコバ谷へ下る道を左に見てさらに登り道が平坦になると樅木からの林道に出る。
  広場もあって格好な休息所、福岡からの4人が休んでいた。
   右上 樅の木と林道(九州一高い車道の峠、犬切峠1510mを越えて来た林道だが現在は通行不能という)

 林道を横切りブナの
 尾根を登ると、
 シャクナゲが現れる
 残念ながら蕾は少く
 今年の花は期待でき
 ない。

 左 
 ブナとシャクナゲ

 右 上福根山山頂
  山頂は樹間の中で
  展望はない。
 

 さて、帰りはオコバ谷へと思ったが、途中で道を失い、
 しかたなく植林地を兎に角斜めに下る。道が分からないまま
 自然林を下る。そこは迷った心細さを忘れさせる別天地、
 花を踏まないように歩くのにも苦労する台地広場の福寿草の
 群落地だった。曇り空ながら結構花は開いていた、ただ茎も
 伸び盛りを過ぎたのものも多かった。
  あとは登山道に出てオコバ谷に下る。
 下る途中から雨が降りだす。しかし、幸せでした。
 
 
 登山口へ戻り
 山帰りや釣り帰りで
 賑わう子守唄公園の
 温泉で汗を流し
 帰途に着きました。
 
  右 久連子鶏
    天然記念物
    だそうです
 2001年3月10日 岩宇土山にも福寿草があるときき出かけたのですが
 久留米(6:00)=広川IC=松橋IC=大通峠=(8:00)五木頭地=久連子平岩(9:30)−広場−(13:30)平岩=(18:00)久留米

 左
  オコバ谷
 ここにも福寿草が
 咲いていた。
 (その後、林道が
 出来てこの谷は
 通らない)

 右
  雪が降って、
 積雪もあり
 山頂への道が
 分からず山頂は
 断念。

 左
 広場で焚き火
 杉が植林してあるが
 鹿の食害で幼木は
 立ち枯れして、
 結構な薪と
 なりました。

 右
  福寿草は雪の中。
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