2007年8月25日
球磨川水源 七辺めぐり 1590m 山犬切
1562m
訪れる人も少ない脊梁の奥深い山を訪ねました。1996年10月19日球磨川水源から尾根に出たが
道がわからず水上越も未確認のままでした。今回、ヤマメ釣りの兄らが源流橋の近くで
キャンプ中と聞き、朝早く出発、山犬切に登りました。夜は兄らと合流、市房観光ホテルの
温泉と料理を楽しみました。
久留米(4:00)=源流橋(8:06)−(8:35)分岐−(9:20)球磨川水源−(10:16)新水上越−(10:43)七辺巡り−
(11:17)山犬切−昼食(11:45)−(11:53)七辺巡り−(12:23)新水上越−(12:43)ドリーネ実は水上越−
(13:05)尾根Uターン−(13:27)水上越−(14:14)分岐−(14:46)源流橋 |
人吉ICから五木方面へ
向かい相良村から
大規模林道に入る
左 アポロ峠
人吉ICから40分
右 白蔵峠
人吉ICから1時間
ここから右折する。 |
左 源流橋
白蔵峠から20分
キャンプ中です
右 球磨川源流
以前に比べ
荒れていますが
これでも回復した
ほうだそうです
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左 大杉
球磨川水源へ行く
途中で見た杉
右 渡河地点の橋
流木ではありません
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球磨川水源へ
滝も多くそれが
魅力です。
かってワサビが
自生していたと
いうが今はもうない。 |
左 分岐
危険コースと
安全コースの分岐
当然危険コースへ
右 渓沿いの道は
所々崩壊し断崖となり
判り難かったり危険箇所も
多いが
幾つもの滝を見ることが
出来この時期でも涼しい。 |
左 球磨川水源
源流橋から80分
大量の伏流水が噴き出す
水源に達する。
右 倒木更新
水源の先から尾根を
目ざす。
道らしき所を古びた
テープを頼りに急坂を
登る。
ブナの大木も現れる。 |
左 崩壊地
尾根を目ざすが
テープは崩壊地の
向こう側にあり
渡れそうな所をさがす。
右 横断地点から
崩壊地した谷を
見下ろす。
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左 カルスト地形
尾根が近くなると
石灰岩が表れる。
右 新水上越
水源から60分
テープを探し
急坂を登り
尾根に達する。
水上越とあるが
地図上の水上越は
五百米東だ。
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左 トリカブトの蕾
前回10月19日に
尾根を訪れた時は
たくさんの花を
見たが、今回は
まだ蕾
右 シャクヤク
尾根筋には
石灰岩が露出し
シャクヤクも多い。
葉は枯れはじめ、
実を着けていた。 |
左 石灰岩の尾根
踏み跡は定かで
なく、尾根を
はずさないよう
に歩く。尾根は
なだらかで古い
テープが有難い
右 七辺巡り
三角点はない
なだらかな山頂
山犬切峠への
分岐となっている |
左 山犬切(南)
七辺巡りから
一旦下って
三角点のある
地図上の山犬切に
達するが踏跡も
不明瞭で何回も
立ち往生する。
右 時折雨が降り
休息もままなら
ない、引き返し
この木の下で
雨をよけて
昼食とする。
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来た道を戻り
七辺巡から
水上越へと歩いた
つもりがどうも
おかしい、
山犬切へ向かっ
ていた
左 ブナの木の上で
咲く花
ランではと
写真を撮るが
右 帰って、写真を
検討した結果
ギボウシと判明
しました。 |
左 球磨川源流
地図上の水上越へ
行く途中の岩峰
から
右 尾根から見た
白骨樹
水上越を目ざすが
判然とせず
テープを頼りに
尾根を東に歩く
自然林が続き
鹿の鳴き声が
聴こえる。
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左 苔むした倒木
誰一人会わぬ
水上越が分から
ない。テープは
まだ先へ続くが
新水上越から
40分歩いた所で
Uターン
右 ドリーネ
ここが地図上の
水上越とわかり
南へ下る。
ここまでなら
新水上越から
20分。 |
左 水上越からの
道は最初こそ
岩峰直下を右に
行くがその後は
荒れた涸れ谷を
下る。
右 荒れた涸谷を
下り樹林帯を
下り50分で
危険コースと
安全コースの
分岐に至り
さらに30分で
源流橋に達した。 |
左 橋というには
右 源流橋に戻る |
広い尾根筋は踏み跡も不明瞭で、枯枝のテープは地面に落ちたのも多数あり、何回も道に迷いそうなりました。
七辺巡りから新水上越しに戻る途中、来たばかりの山犬切への道を歩いていたのには七辺巡りの名の由来を実感しました。
七辺巡りも山犬切も展望こそありませんが、苔むした倒木、ブナを含む自然林には目を見張るものがありました。
案内書にはスズタケが多いとあるが、全て枯れてしまっています。水上越から先にもテープがありますがこれは白鳥山へ
続く縦走路です。花は少なかったのですがシャクヤクの咲く5月、紅葉とトリカブトの花の咲く10月半ばの山行がベスト
でしょう。地元では七辺巡りの北にある1621米ピークを山犬切と呼んでいるということです。今回、登ったのは地図上の
山犬切です。泊まった湯山温泉の市房観光ホテルはこの時期でも朝晩は涼しく、温泉も料理も満足の行くものでした。 |