目次に戻る
耳納山地 高良山 312m 兜山 316m 耳納山 368m 桝形山 606.5m
グライダー山 640m 白山 677m 発心山 697.6m
≪2017年1月2日≫ 登り初め 漱石の道を歩く。
耳納山地には多くのピークがあるがその多くは植林に覆われ展望もよくない、展望の良いピークも林道を
利用すると簡単に立つことが出来、面白味に欠けるので、敬遠していたのだが、
夏目漱石は熊本第五高等学校の教授時代、久留米在住の親友のドイツ語教師菅虎雄を5回訪ねたというが
明治30年高良山から発心山まで歩き、10の俳句を残し小説「草枕」のモチーフにもなったという。
私にとって高良山は母校の校歌にも歌われ毎日望む山であった。高校3年の時、遠足で紫雲台まで行き、
現地解散、久大線を利用して通学していた友らと発心山まで歩いたという思い出もある。
70歳を過ぎ、そんな昔の事を思い出しながらの6時間半18km、2017年の登り初めだった。
久留米大学前(8:00)−(8:43)高良大社−(8:57)鳳山―(9:10)高良山−(10:00)兜山−(10:23)耳納山−(11:20)耳納平
−(11:45)桝形山−(12:16)グライダー山−(12:30)白山−(12:40)発心山(13:00)−(14:05)発心公園−(14:30)草野駅
左 高良大社鳥居
右 参道石段登り口
車道が通じ、
歩く人は少なく
石段も荒れている。
左 石段を登る
途中には
アジサイ園、楓林、
神社もある。
右 孟宗竹の
キンメイチク
表面が黄色い。
延岡や朝倉市にも
ある。
左 高良大社に参拝
露天も並ぶ。」
右 高良大社
筑後国一の宮
1600年以上の歴史が
あるという。
現在平成の大修理で
覆屋でおおわれて
いる。
左 縦走路へ
車道もあるが
できる限り
縦走路を歩いた。
右 鳳山276m
初めてでした。
南東面が望め
ました。
左 成田山を望む
霞んで展望は
良くない。
右 これから行く
尾根霞んでは
いるが遥か彼方。
左端が白山、
グライダー山、
右端が桝形山
左 高良山へ
右 高良山312.0m
一等三角点が
あるが展望はない。
左 冬イチゴ
そろそろ終り
右 漱石の道には
所々句碑がある。
「人に逢わず
雨ふる山の 花盛」
句碑は6つあり最も
有名と思われる
「菜の花の
遥かに黄なり
筑後川」の句碑は
森林つつじ公園に
あり、
「親方と
呼びかけられし
毛布哉」の句碑は
御井駅近くの
追分にあるという。
左 筑後平野を望む。
要所に標識が
ある。
右 句碑
「筑後路や
丸い山吹く 春の風」
確かに丸い風が
吹きそうな句碑。
左 兜山分岐
看板の白い
部分は剥げたの
かと思っていま
したが
右 キャンプ場は
閉鎖されていた
看板の剥げて白く
なったと思った所は
キャンプ場と書か
れていたのが塗り
潰されたのだと
ガッテンした。
左 青木繁歌碑
「わがくには
つくしのくにや
しらひわけ
ははいますくに
はじおほきくに」
とあるらしいが
判読できない。
「我が国は
筑紫の国や白日別
母居ます国
櫨多き国」
右 兜山山頂
三角点はないが
石祠がある。
山頂標識も新しい。
左 耳納山
367.6m
三等三角点「兜」
ここの山名標も
立派。
右 耳納平
舗装路が
交差する。
ここで道を
間違えそうに
なった。
左 樹林帯を行く
アンテナの跡を
迂回
右 桝形山
2015年まで
あった大きな
鉄塔は撤去されて
いた。
左 アメダス
アメダス
(
AMeDAS
:
A
utomated
Me
teorological
D
ata
A
cquisition
S
ystem)と
いうらしい。
かって、ロボット
雨量計なるものが
あったが。
右 桝形山606.5m
三等三角点が
ある。
ここも樹林の中
左 グライダー山
640m
高良山側から
登ると背丈を越す
急坂のササの中を
登る。
右 グライダー
日本新記録樹立の
碑がある。
昭和16年滞空時間
13時間41分の記録
だったというが
車道のなかった時代
ここまでどうやって
グライダーを運んだ
のだろうか?
グライダー山から
左 出発点の
高良山は
遥か彼方。
右 朧大橋
通称 誠橋
福岡県最大の
アーチ橋。
左 白山677m
展望もなく
三角点もないが
山麓から見ると
その山容が大きい
という。
右 漱石句碑
「濃(こまや)かに
弥生の雲の
流れけり」
左 急坂のカヤ原を
登る。
右 白山を振り返る。
白くはないが
大きく見える。
左 急坂を登る。」
右 発心山697.5m
車道からなら
3分だが4時間40分
かかりました。
左 草野氏の城跡
1577年から1588年
草野氏最後の当主
家清の城だったと
いい、土塁が残って
いる。
右 二等三角点
697.4m
山頂標識と僅かに
標高が違う。
左 展望は良い所だが
PM2.5には勝てない
右 尾根を下る。
左 えぐれた道を
下る。
右 発心谷第二の滝
お不動さんや
多くの石仏が
祀ってある。
左 漱石歌碑
発心公園
「松をもて
囲ひし谷の
桜かな」
かっては松林が
あったのだろうか。
右 公園にいた
今年の主人公
左 椿
近くに世界中の
椿を集めた
「くるめ椿園」が
ある。
右 草野駅
ここから
JR久留米駅まで
帰った。
今回は漱石の
歩いた通り
高良山から
歩いたがずっと
登りで逆コースが
いいかも知れない。
53年前の
漱石の道は。
左 縦走路を行く
きつかったが
展望がよかった
記憶がある。
伐採地が多い
その後、植林が
育ち今は展望が
良くない。
右 草原に18歳
うっすらと
筑後川が見える。
目次に戻る