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   大崩山 1643m 九州随一の岩峰 ≪2005年10月29日≫
 10/28 杷木IC(13:50)=大分米良IC=犬飼=三重=宇目=下赤=上祝子=(16:45)登山口
 10/29 登山口(7:00)−(7:30)山荘−(8:00)渡渉−小積谷−(9:30)乳房岩−(10:20)下湧塚−(10:45) 中湧塚−
     思案橋−(11:50)上湧塚−(12:30)りんどうが丘(13:05)−(13:45)小積尾根−見返りの搭−(16:10)渡渉−
     山荘−(16:40)登山口=美人湯(17:30)=コテージ大崩泊       
     13回目の大崩山、3年ぶりの大崩山である、初心者2人を同行しての山行、心配は杞憂に終わり
    見事な岩峰群と紅葉を楽しんできました。そして今回も山頂には行きませんでした。

 左 大崩山荘(無人)
  登山口から20分
  40数年前、坊主
  小屋と呼ばれた
  ときの五右衛門
  風呂は、水ため
  として使われて
  いた。

 右 修理された
   湧塚橋(鉄橋)
 今年設置されたが
 14号台風で流され
 26日に修復された
 ばかり。
   前夜から降り出した雨の音に心配しましたが朝5時に起床、暗い中に月が顔を出していました。 6時に朝食、お弁当を頂き1人5600円(ビール、焼酎代込み)を払い、通行止めの林道を登山口まで行く。既に、多くの車が停まっている中に駐車、7時に登山口を出発する、10数年前山荘が新しくなったときに整備された道も、あちこちで崩れ2−3ヶ所はロープ伝いとなり、小さな沢を三度渡って、大崩山荘にいたる。山荘からは谷沿いに登り、巨石の祝子川の川原へ、見上げる小積ダキと袖ダキの岩峰がまず歓迎してくれる。岩伝いに行き、丸木だった橋は、今年、鉄橋に代わり、先の台風14号で壊れたものの先週に修復されたばかり苦労せず巨岩の谷を渡る。

 岩屋を右に見て、
 小積谷を遡行、
 最後の水場で
 水を補給、右側の
 石ゴロの急坂に
 取り付く
 左 急坂の梯子

 右
  登りきった所で、
 暫し休息、見事な
 紅葉の間から対岸の
 大きな岸壁を望み
 大崩に来たのだと
 実感。
 ここまで2時間

 樹林の急坂を登り
 最初の展望地
 乳房岩の上にたち
 袖ダキ(左)、
 上湧(右)の岩と
 紅葉を望む。
 初めての弟夫婦は
 ただただ感嘆する
 ばかりである。
 もっとも袖ダキの
 上からも歓声が
 聞こえる。

 

 左
  しばしの展望を
 楽しんだ後、
 紅葉真っ盛りの
 林の中を
 下湧下部まで行く

 右
  四段の梯子を
 登って下湧に
 達する。
 厳しさには鍛錬と
 減量が必要

左 下湧から見た
  小積ダキ
 ここも、絶景が
 広がる、左には、
 紅葉の小積谷越に
 小積ダキの凄い
 というほかない
 絶壁が広がる。

 右 中湧
 前にはかたち良い
 五葉松と岩峰が
 そびえ、青空も
 時々のぞく。


 下湧先端部を振り
 返る
右 中湧から見た
  上湧と鹿納山
鹿納からお姫、五葉、
夏木、木山内、桑原
稜線の下に九州一の
原生林が広がり、
紅葉も見頃。
 ここの原生林は、
照葉樹や五葉松などの
常緑樹もあり紅葉との
コントラストが素晴ら
しい

  中湧から急坂を
 下り、中湧の
 基部をまき、
 思案橋(左)を渡る
 さらに紅葉の林を、
 上湧のへ向かう。
 
 上湧へは新たな
 ロープが設置されて
 いたが、取り付き
 がたく右へ回って
 頂にたった。
 ここからは特に
 七日巡りの岩峰が
 素晴らしい(右)

 リンドウの丘まで
 行き、上湧から
 袖ダキまでの
 岸壁大展望を
 みながら昼食。

 左 リンドウの
  丘から見た上湧

 右 昼食後いよいよ
  下山、その前に
  小積ダキへの
  上に立つ
 

 象岩

 小積ダキから見た
 像岩 右 アップ
 確かに象に見える

 帰りに下る、
 坊主尾根が眼前に
 広がる。
 最大の怖い場所
 像岩下のトラバース
 ワイヤーが設置して
 あるが足がすくむ。

 坊主尾根の下りは
 急,梯子,ロープに
 すがっての難所
 紅葉も見頃だが
 目にいらない

 右 見返りの塔
 
 思う存分大崩を
 楽しみ美人の湯で
 汗を流す。
 コテージで
 水炊きで大宴会の
 つもりが、疲れで
 バタンキューでした
 行縢の滝と
 鮎やなを見るため
 翌日は延岡経由で
 帰る。
左 川水流ヤナ
 台風14号で
 五ヶ瀬川は
 あちこちで氾濫
 岡元ヤナ場は
 設置もできず
 このヤナのみ

 右 近くの
 高千穂鉄道の
 鉄橋は流失した
 まま

左 お世話になった大崩茶屋
 1泊5000円で朝夕弁当付きです。
 お風呂は、美人の湯の入湯券を
 いただきました。
  美人の湯の露天風呂からは
 大崩山全景が望め生ビールも
 あります。

 右 コテージ大崩 4人で5,000円
  ナベ、電気釜、寝具あるが
 食器はない。風呂、トイレも
 あったが美人の湯で汗を流し
 ました。

 
     

 1959年8月、中学1年の時、登山部の山行に同行して以来13回目の大崩でした。この時は大崩の山小屋は坊主小屋と呼ばれ五右衛門風呂があり涌かして入ったのを覚えています。山頂からモチダ谷を下るとき、飛行機の墜落のあとを見ました。飛行機の部品とともにフイルムが散乱していました。
(左 写真 私の帽子は制帽のままです、最先端にいる同級生は大学入学後阿蘇の鷲ヶ峰で滑落した後輩を支えきれず逝ってしまい、鷲ヶ峰を望む仙酔峡の丘に追悼碑があります)

 1987年8月22日 最初の大崩から実に27年大崩の山頂に立ちましたが宇土内からのコースで岩峰は見ることができませんでした。

 1987年10月10日 登山口に泊まり、わく塚コースを登りモチダ谷に下っています。
 2005年10月29日 その後アケボノツツジ、紅葉の時期と訪れ、今回で13回目でした。
 今後何回登れるでしょうか、           
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