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  耳納山地  発心山 697.6m 白山 677m グライダー山 640m
       桝形山 606.5m 耳納山 368m 高良山 312m 鳳山 276m       
≪2017年3月17日≫ 漱石の道を歩く 2回目
 
             今年2回目の漱石の道、今回は逆に発心山から高良山まで歩き、追分に下りました。
              今回の目的は3つ、前回はピークにはいったものの結構車道を歩いたのでできるだけ尾根道を
              歩くこと、前回見ることのなかった追分の漱石の句碑を見ること、それに漱石の句にある
              「菜の花のはるかに黄なり筑後川」をながめたいと思ったのだが・・・
         JR久留米(6:35)=(6:58)草野−(7:19)発心公園−(7:50)三合目−(8:30)七合目−(8:55)発心山−(9:18)白山−
         グライダー山(9:30)−(10:03)桝形山−(10:15)耳納平−(10:52)紫雲台−(11:20)耳納山−(12:20)高良山−
         (12:28)飛雲台・昼食−(12:50)奥の院−(13:15)鳳山−(13:25)高良大社−(13:50)王子宮−(14:10)御井駅

左 JR久留米駅
  からくり時計
 これを作った
 田中義右衛門は
 久留米出身
 東芝の創業者



右 久大線
   中学・高校と
 御世話になった
 鉄道でその頃は
 SLも運行されて
 いた。善導寺から
 筑後草野の間は
 直線です。

左 草野駅無人駅で
  ICカードで
 久留米から乗り
 ここで降りたら
 読み取り機がなく
 帰りにJR久留米で
 清算しました。


右 発心公園
  桜の名所ですが
 風は冷たく霜も
 降り桜の開花まで
 今少し。

左 花見の注意書き
 注目はバーベキュー
 公園では禁止の所が
 多いがこの公園では
 花見期間中は良いと
 いう。



右 漱石句碑T
 「松をもて
   囲ひし
    谷の桜かな」
  夏目漱石は熊本の
 第五高等学校の教授
 時代、久留米の親友
 を訪ね耳納山を歩き
 俳句を残している。

左 登山道
 自然歩道入り口




右 発心谷一の滝
    多くの石仏が
 ある。

左 くぼんだ
  急坂を登る。
   すり減った
  石が歴史を
  偲ばせる。



右 要所要所に
  標識がある。
 急坂で汗をかき
 ここで上着を
 脱ぐ。 

左 城址の北端に到着
 城址はカヤが
 狩り払われている。



右 発心山697.6m
  三角点があり
 草野氏の処点で
 1577年築城したが
 1588年には滅んで
 いる。

左 筑後川
  霞んで展望は
 良くなかった。
 



右 アセビが咲き
  始めていた。

左 白山
  鞍部に句碑が
  見える。



漱石句碑U
 「濃かに
  弥生の雲の
   流れけり」

左 白山677m
  展望はないが、
 麓からの山容が
 良い。


右 グライダー山へ
  東側からは
  遊歩道がある。



左 スミレも
   咲きだす。



右 グライダー山
  日本新記録樹立
 記念碑。
  和16年滞空時間の
 新記録をつくった
 という。

左 吹き流し、
 パラグライダーが
 飛び立つための
 走路が作られて
 いる。


右 筑後川を望む。
  脊振山は
   春霞の中
  

左 朧大橋
  通称誠橋、
 コンクリートの
 ア−チ橋、川面から
 70mの高さがある。
  2004年土木学会
 デザイン賞を受賞
 している。
 




右 耳納山、
   高良山
 ここまで2時間半
 まだまだあります。
 

左 背丈を越す
 カヤの道を下る、
 前回の登りよりは
 楽ですが。




右 桝形山
   606.5m
  展望はないが
 三角点がある。

左 桝形山と
 アンテナ設備跡を
 振り返る。
 




右 耳納平
 耳納スカイラインと
 県道の交差点で
 広場があり駐車場も
 整備されている。
  

左 オオイヌノフグリ



右 紫雲台
  木々が繁り
  展望はない。

 耳納山産業開発道
 昭和38年・・・・
 陸上自衛隊・・・の
 文字がかろうじて
 読めた。

 ここから下るとき
 道を失い右往左往
 した。

左 耳納山368m
 ヒュウガミズキが
 咲いていた。
  


右 漱石句碑V
  「筑後路や
   丸い山吹く
    春の風」
  句にちなんで
 丸い穴が開いて
 いた。

左 くぬぎ林
  この山では
 めずらしい
 落葉樹、近くで
 椎茸が栽培されて
 いた。


右 漱石句碑W
  「人に逢わず
    雨ふる山の
     花盛り」

 ここまで誰にも
 会わず雨も降らず
 花はアセビが花盛り
 だった。漱石は
 何の花をみたの
 だろうか?

左 高良山 312m
  山頂からの
 展望はない。


右 漱石句碑X
 「菜の花の
  はるかに黄なり
   筑後川」
 飛雲台にある。

 10年ほど前までは
 筑後川の堤防や
 河川敷は菜の花の
 黄色で覆われたが
 モグラが繁殖し
 堤防が壊れやすく
 なるとの事で
 刈り取られ今は
 見られません。

左 奥ノ院
  毘沙門堂、
 水が湧いている。
 神仏分離後
「水分神社」と改め
られた「あらゆる
 願い事を叶えてる
 神様」だという。  


右 鳳山 276m
  高良大社裏の
 ピーク。
  南西部が望める。

左 鳳山からみた
 久留米成田山
  観音像
  高さ62m。


右 高良大社
  筑後国一の宮
 高良玉垂命を祀り
 1600年以上の歴史を
 持つという。 
 平成の大修理中
 平成30年春には
 完工予定だという。

左 追分に下る
  400段以上ある
 石段、両脇には
 シャクナゲや桜が
 植わっていた。


  

右 動乱蜂のヤグラ
 動乱蜂
  王子若宮八幡宮の
 氏子たちが打ち
 上げる花火、
 毎年9月15日に
 開催される。

左 池の周りに
  あった菜の花。



右 緋寒桜
  ソメイヨシノの
 開花までは1週は
 かかるかな。

左 菜の花



右 王子宮
  高良御子神社
 高良玉垂命の皇子
 九人を祀る神社。
 

 漱石句碑Y
 「親方と
  呼びかけられし
   毛布哉
  (ケットかな)」

 前回見ることの
 できなかった句碑
 です。

  車夫に声をかけ
 られた漱石の経験は
 「坊ちゃん」に
 生かされている
 との事です。

 筑後川の菜の花。
 (10年前の写真)

  山の上から
 この黄色の帯を
 見たかったのですが。
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